汎用WTCφ60mm仕様

ラジコン潜水艦を製作するに当たって最大の難関が、いかに防水しメインテナンスをやり易くするかだと思う。
作ってみたいのだけれどキットが余り発売されていない。気に入った物が見つかっても外国製で高い。何から始めたら良いか解らない。等々・・・RC潜水艦を作りたいと考えていても今一歩踏み出せない方も多いはず。そこで難関のWTC(ウオーター・タイト・シリンダ−)を汎用タイプとして皆様に使って頂いて少しでもRCサブ人口が増えるようにと考え作ってみる事としました。
初めての方でも取っつきやすいバラストタンク無しのダイナミカルダイブ式。手軽に遊べる50cm〜100cmまでの船体に収まる小型サイズです。


トランペッターのプラモデルキロ級にぴったり収まるサイズ!

07年7月1日より発売予定の最新改良型の特徴
発売以来少しずつ進化をしてきた汎用WTCですが
深深度を航行する機会が増えた現在に対応するべく耐圧5m仕様となりました。
標準モーターはすべてABCホビー製の180−SHとなります

私のオリジナルで通してきたリンケージロットシールもそろそろ限界に来ました。そこで「ホーン・モデル・クラフト」に別注シールをオーダー。ピンクの線の先に装着されています。

手作業による真鍮削り出しでシャフトとのクリアランスは1/1000単位まですりあわせを行い内部にはシリコン系の極軟Oリングを2個内蔵。グリスためを作ってあります。
お詫び
石油金額の高沸による材料代の値上がりと、シール部分の改良で7/1より少しだけ値上げさせて頂きたいと思います。

汎用WTCの基本的構造

着脱が楽に行えるようローレット(ギザギザ)加工を施したABS製エンドプレート&Oリング。
シリンダーは60φ2mm厚アクリルパイプ240mm、キャップ厚6mmX2で全長252mm。
駆動は中央1軸 同方向にサーボリンケージ2本出力。
1.5mm厚アルミ製モーターマウント&ABS製サーボマウント。
エンドプレートごとすべてのメカを引き出せてメンテナンスを容易にします。
サーボは双葉製S3101(28X13X29.7)を基本としているがそれより小型の物は装着可能。BT−WTCと同じS3114マイクロサーボ搭載に変更致しました。
モーターはFK180を装着。
減速比1:3.75
1アンプ2サーボ3Ch。受信機は6ch程度なら入ります。

シール部は軸受けも兼ねておりボールベアリング2ヶ内蔵。G4シール(Oリングより遙かに優れたシール)をダブル装着し3.3m水深に耐えうる仕様。(HONN MODEL CRAFT製別注品)
グリスニップルによりメンテナンス製向上。
出力軸はステンレス鏡面仕上げ済み4φ。
スパーギアは右側の小原製45丁。ピニオン12丁

ぴかぴかに磨き上げたセンターシャフト。
グリス封入式リンケージチューブを採用しておりましたが最新型は上記シール式に変更し耐圧10m仕様となりました。
以上のパーツを組み込みサーボのリンケージロッドを取り付けた半完成状態で出荷します。メカだけ組み込めばすぐにでもWTCとして機能する状態です。後はお好みの船体に組み込んで走らせるだけとなります。

改良型好評発売中!